柴田祥衣Blog…パンケ川のほとりから
朝からずっと雪…白夜のような曖昧に明るい空から果てしなくはらはらと白い花びらで街中が覆い尽くされてゆく積もった雪は一階の窓の桟と背比べ春の足音を聞くまでにどれほど追い越して行くものかガラスに描かれる雪のストロークを眩しく見上げる北の国の雪の季節に産まれた私眼を開けて初めて眼にしたこの世界の色はきっと白降りしきる雪で、真っ白く新たにかたどられていく街を見つめるたび何かが始まりそうな、そわそわした予感...